金融機関コード:0149

頭取メッセージ 頭取 中西勝則からの、皆さまへのメッセージをご紹介します。

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「TOBIRA〜明日への扉を開くために」

  最初に、「平成28年熊本地震」で被災された皆さまに謹んでお見舞い申しあげます。あわせて、復旧に向けて、懸命な努力を続けておられるすべての方々に心から敬意を表するとともに、一日も早い復興をお祈り申しあげます。

第12次中期経営計画のもとに

写真:頭取 中西勝則

頭取 中西勝則

  現在、静岡銀行グループが取り組んでいる第12次中期経営計画「TOBIRA〜明日への扉を開くために」は、どのような時代の変化に直面しようとも、地域社会の発展に貢献するという私たちの使命を果たしてゆくために、どのように行動すべきかを定めたものです。そして、「Breakthrough」を合言葉に、過去の経験則や成功体験に依拠しない大胆な発想や方法論をもって新しい可能性に挑戦するという、私たちの決意を示したものでもあります。
  計画の2年目となる平成27年度も、引き続き経営ビジョンに掲げた「新しい可能性に挑戦する『しずぎん』」の実現に向けて、「地域密着型金融のさらなる深化」「新たな事業領域・収益機会への挑戦」「柔軟かつ強固な経営基盤の構築」「『しずぎんブランド』の一層の価値向上」という4つの基本戦略に、グループが一丸となって取り組みました。

  平成27年度の活動については本誌でお示ししたとおりですが、そのいくつかをご紹介すると、まず、法人部門では、地域企業の経営課題の解決に向けて、静岡銀行グループのもつ総合的なコンサルティング機能、情報ネットワークなどを活かし、資金面にとどまらないさまざまなサポートを行いました。とくに、地域経済の活力向上を目指して、「しずぎん起業家大賞」の継続実施、創業支援デスクを通じた新事業の創出など、事業の創造性や将来性を重視した支援に努めました。加えて、公的支援サポートデスクを通じた「ものづくり補助金」の申請支援は3年連続して民間金融機関で最多となるなど、「『ものづくり県』静岡」を金融面から支える取り組みを展開しました。
  個人部門では、病気や怪我などに対する保障内容を従来以上に充実させた団体信用保険付きの新型住宅ローンが多くの支持を集めるとともに、AI(人工知能)システムを活用した事前与信モデルの導入、さらには、インターネットの特性である即時性や利便性を活かしてカードローンの商品性を一新し、従来の営業地域を越えた幅広いニーズにお応えしました。あわせて、資産形成などにお役立ていただく運用商品の充実をはかるなど、多様化するお客さまのご要望にお応えする商品ラインアップに努めました。
  こうした意欲的な事業展開により、中小企業向け貸出金、個人向け貸出金はともに増加傾向をたどり、単体の当期純利益は過去最高益を計上するなど、順調な業績を収めることができました。これもひとえに日頃の皆さまのご支援のおかげと、心から感謝申しあげます。

新しい可能性に挑戦

  社会構造の変化が急ピッチで進み、地域金融機関を取り巻く経営環境が大きく変化するなかにあって、お客さまの多様なニーズにお応えし、変わらぬ支持を得ていくためには、従来の枠組みや発想にとらわれない新たなビジネスモデルを創造する姿勢が何より重要となります。こうした観点から、異業種企業との連携によって将来的な金融業務の広がりを視野に入れた事業領域の拡大をはかり、従来の金融機関のイメージを超える魅力ある商品・サービスの提供を目指しています。
  具体的には平成26年4月に資本業務提携を行った「マネックスグループ」との関係強化をはかるとともに、住まいと暮らしに係るワンストップサービスの提供をめざして、異業種企業5社と連携し合弁会社「HOUSALL」を平成27年9月に設立しました。また、新たに資産管理など先進的なインターネットサービスを提供する「マネーフォワード」、若年層向け資産形成サービスに特徴のある「コモンズ投信」と資本業務提携契約を締結し、両社と共同で開発した商品・サービスの提供を開始しました。
  あわせて来店型保険ショップのリーディングカンパニーである「ほけんの窓口グループ」と業務提携し、協力してお客さまのライフプランに合わせた金融サービスをワンストップで提案する仕組みづくりに着手しました。
  さらに、フィンテックの領域で今後の活用が期待されているブロックチェーンのもつ可能性を検証するため、「NTTデータ」他3社と共同で実験に取り組むなど、地域金融機関の可能性を切り拓くためのさまざまな挑戦を行っています。

  こうした独自の取り組みに加え、新しい収益機会の確立に向けて、海外のプライベート・エクイティファンドへの投資をはじめとする市場型間接金融の強化をはかるとともに、首都圏を中心にお客さまの資産形成を目的としたローンの推進に取り組んでいます。

本部タワーがグランドオープン

  平成28年3月1日、上空通路、周辺の景観と調和をはかる「しずぎんの森」などが完成し、「しずぎん本部タワー」がグランドオープンの日を迎えました。

  金融界を取り巻く環境は、10年ほど前とは比較できないスピードで変化を続けており、消費者行動を例にとっても、その価値観は多様化し、インターネット社会の進展と相まって、そのありようは大きく変貌しています。そして、それに合わせて、金融機関の業務はもちろん、店舗のありかたさえも大きく変わろうとしています。
  その一方で、地域の開発プロジェクトや企業の大型投資、地域経済に新たな活力を吹き込む創業支援、あるいは事業再生支援などに対しては、従来以上に高度なノウハウとスキルが求められており、しかも、異なる領域における専門性を同時に必要とするケースも増えています。そのため、多様な金融機能を集約し、それらを有機的に結びつける新しい本部のありかたが求められています。
  静岡銀行グループの新しい本部タワーは、こうした問題意識から導き出された一つの答えであり、大規模な災害が発生した際にも、地域社会に安定的な金融サービスを提供するため、非常事態対策室を設置しています。ここでは約170カ店におよぶ店舗からリアルタイムで情報を集め、双方向のコミュニケーションを通じて、地域の防災拠点としての役割を果たすことも可能です。

  この本部タワーには、「ワークスタイルの改革」をキーワードとして、業務を遂行するうえで高い創造性と生産性を実現するさまざまな知恵を集約しています。私たちはこの建物が「新しい可能性に挑戦する『静岡銀行グループ』」の象徴となるよう、全役職員が一丸となって努力してまいります。

地域のために 地域とともに

  それぞれの地域が特徴を活かし、自律的で持続的な社会を創造する「地方創生」への取り組みが、いよいよ本格的な計画実施の段階を迎えていますが、静岡銀行グループでは、すでに33の市町と連携協定を結び、その活動を全面的に支援する態勢を整えています。
  また、この活動がより大きな成果をあげるためには、何より地域社会を構成する「産官学金労言」が一体となって取り組むことが重要であり、金融機関には、永年培ったネットワークを活かし、コーディネーターとしての役割を果たすことが求められています。静岡銀行グループでは、平成27年9月、静岡県内市町の首長、すべての自治体の担当者、大学関係者、経済団体関係者、銀行役職員など地方創生を推進するメンバー総勢約470名が本部タワーに設置したテレビ会議システムを通じて参会する「地方創生全体会議」を主催するなど、静岡銀行グループならではの取り組みを行っています。
  あわせて、技術力や将来性など適切な事業性評価に基づく地域企業への資金供給、地域経済の活力を維持する事業承継支援、次代を担う若手経営者の育成など、これまでの「地域密着型金融」の一層の高度化に取り組むとともに、地域との対話を通じて、地域のために私たちに求められていること、地域のために私たちがなすべきことに真摯に向き合い、「地方創生」の実現に向けて、努力を重ねてまいる所存です。

  金融機関にとっては、「マイナス金利」に象徴される未曾有の金融緩和政策のなか、英国のEU離脱をめぐる国際的な金融市場の混乱なども加わり、厳しく、難しい経営環境が続いています。
  しかし、変化に対する鋭敏な感性と時代を先取りするスピード感あふれる経営に努め、地域社会の豊かな未来を創造するという私たちの使命を着実に果たしていくため、グループ企業が一丸となって努力を重ね、皆さまのご期待に応えてまいります。
  皆さまにおかれましては、変わらぬご支援をたまわりますようお願い申しあげます。

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商号等:株式会社静岡銀行

登録金融機関:東海財務局長(登金)第5号

本店所在地:〒420-8760 静岡市葵区呉服町1丁目10番地

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